2017年12月27日水曜日

Officeの保護ビューを解除する方法

NASを変えたら、NAS上のファイルをOfficeで開く度に、保護ビュー(このファイルは、インターネット上の場所から取得されており、安全ではない可能性があります。クリックすると詳細が表示されます。)が出てきて編集を有効にするを押さないと編集出来なくなりました。

これって地味に面倒ですよね。
解除(無効)にする方法を調べたのでメモしておきます。

方法は大きく3つあると思います。


■方法1:NAS・共有フォルダのアドレスを名前に変更する

接続しているNASや共有フォルダのアドレスが\\192.168.0.100\とかIPアドレスになっていると、保護ビューが動作してしまうようです。
接続しているネットワークが変わると同じアドレスで別の端末があったりするので安全性が確認出来ないって事だと思います。

名前で接続できない場合、いくつか方法あるかと思いますが、WINSサーバをインストールしてあげると上手くいく場合があります。
参照:WINSサーバをインストールする方法
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ff710463(v=ws.10).aspx
一人だけ解決すればよい場合はhostsファイルに書くのが一番楽ですね。
windowsだとC:\Windows\System32\drivers\etc\hostsにあるファイルに下記の様に書くだけです。

192.168.0.100  share
\\share\にて接続可能になる。※IPは共有フォルダのIPを指定してください。


■方法2:Officeの設定で信頼できる場所に共有フォルダを登録する

これはアプリケーション側で対応する方法です。
Office設定で信頼できる場所を登録する事で保護ビューが出なくなります。
但し、IPアドレスが含まれているとセキュリティ上信頼されないようです。従いまして方法1をやった後に試す方法になります。
参照:信頼できる場所を追加、削除、変更するhttps://support.office.com/ja-jp/article/%E4%BF%A1%E9%A0%BC%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E5%A0%B4%E6%89%80%E3%82%92%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E3%80%81%E5%89%8A%E9%99%A4%E3%80%81%E5%A4%89%E6%9B%B4%E3%81%99%E3%82%8B-7ee1cdc2-483e-4cbb-bcb3-4e7c67147fb4


■方法3:各Officeのセキュリティ設定の変更

各Officeアプリケーション上で下記設定する事で解除可能。
ファイル > オプション > セキュリティセンター > セキュリティセンターの設定 > 保護ビューにて、「安全ではない可能性のある場所のファイルに対して、保護ビューを有効にする」のチェックを外して、OKボタン。